英語を学ぶときに、日本人はstudyが好き、と言われます。ですがStudyしたらすぐにpracticeしないと身につきません。中高の試験対策で英文法を理解していても話せない人が多い理由はpractice不足以外の何物でもありません。即興の質問にどう答えるか考えて声を出して答えてみる。独り言でもいいので、頭に浮かんだことを言葉にして声に出す練習をしましょう。

最もよく使う動詞の一つ、wantですが、実はこの単語が英語として使われるようになったのは18世紀頃なのだそう。もともとは北欧の言葉だったものが外来語として入ってきて使われるようになったそうです。日本語にもたくさんの外来語があり、必要で便利だと普通に日本語として使うようになります。英語もそうやってたくさんの外来語を取り込んでできた言葉なんですね。

英検5級の問題で彼はテニスが上手です、と言う整序作文がありました。He is a good tennis player. と並び変えるのですが、学校で学ぶ英作文だとHe plays tennis well.　と書く生徒が多いと思います。He is good at playing tennis. でも良いでしょう。色々な言い方で表現できるようになりましょう。

小学生の子どもたちが大好きな恐竜。スクールのおもちゃ箱にはティラノザウルスとアンキロザウルスがいます。プリスクールのおやつの時間に、この恐竜たちにもおやつをあげました。肉食のティラノザウルスにはハンバーガー、草食のアンキロには葉っぱの絵の描かれた積み木が口の中に挟んでありました。動物の絵の描かれた積み木もあったのですが、かわいそうだから、ということで肉食のティラノにはハンバーガーをあげたのだそう。ほっこりした一瞬でした。ちなみに、肉食はomnivore, 草食はherbivore といいます。

ＬＩＮＥなどのＳＮＳで「了解」のかわりに「り」と使う若い人が多いですよね。英語にも同じような書き方があります。Okay は「K」のみです。他にもYou are をURと書いたり、I see. がICだったり。Thanks はtnx。英語が理解できる相手に書く場合に使ってみてはいかがでしょう。

英語ペラペラになりたい、とよく言います。ペラペラと何を話したいですか？日本人は感情を言葉で表すことがあまり得意ではありません。日本の文化では自分のことを語りすぎるのは好まれない行動であるため意見を言えと言われても言葉に詰まってしまいますね。英語は自分の意見を伝えるために学ぶのでやはりここは言いたいこと、を言語化する訓練がまずは必要だと思います。

高3生、大学受験のために英語の長文を読んでいました。Conscious 意識、という単語が何度も登場する抽象的な英文を苦労しながら読んでいたのですが、問題文の中で語られている意識、と、生徒さんの持つ意識、と言う言葉の印象に差があったようで、「英文を読んで考えたことを述べよ」というところで、何だかちょっとずれた答えが返ってきました。日本語で「意識高い系」とよく言われる「意識」と、「意識がなくなった」（気を失った）と言う「意識」。皆さんは、どちらを先に思い浮かべますか？

子どもたちの好きなメニュー、そして静岡県西部で有名なメニューとしてハンバーグ、がよく会話に登場します。ですが、このハンバーグは英語では通じません。ハンバーグとハンバーガーは日本人にとっては違うもの、ですが、パンにはさまれてないハンバーグ、は一般的にHamburger steak と説明されます。ある講師の故郷フィリピンではBurger steakと呼ぶのだそう。とあるアメリカ人の方はSalisbury steak と呼ぶ、とおっしゃっておられました。

中学一年生のクラスで、テキストの中に音楽の種類が登場しました。クラッシック、ロック、ジャズ、ラップなどなど。J-POPやK-POPは聞いたことがあっても、ロックやジャズを知らない生徒さんもいました。是非ご家庭でも色んな音楽を一緒に聞いて欲しいと思います。テキストに出てきたから、と英会話スクールで学ぶには時間が足りません。身近なところに学ぶべきことがたくさんあります。

グループレッスンでもプライベートレッスンでも高校3年生のクラスでは、いよいよ受験がスタートで緊張が感じられます。総合型受験は9月に行われることが多く、この後、推薦入試、統一テスト、一般入試、と続きます。高校生はできるだけ1年生のうちに英検2級レベルの単語をしっかり覚えてしまいましょう。2年生になって大まかに英文法を終了したら、長文問題をたくさんこなして行きましょう。初見で返り読みをせず英語を英語のままスピードに乗って読めるように。ここでずっと続けてきた音読練習が生きてきます。