「流暢さの幻想」どういう意味でしょう？英語を学んでいると繰り返し同じようなトピックが出てきます。昨年やったアクティビティを引っ張り出してくると「あ、それやった。知ってる！」「え～、またそれやるの？」などの反応があります。大人でも同じものを繰り返すと、それ、わかってるのに、と思うことがあると思います。では、その英単語、その英文表現、流暢に声に出して使うことができますか？外国語として英語を学ぶときに陥りやすいのがこの「わかっている」幻想です。単語なら日本語の意味知ってる、と思っていてもその単語を正しく使って英文を作れますか？自分の言葉としてその単語や表現を使えるようになるまで例文を使って練習が必要です。

クリストファーコロンブス、を知っていますか？アメリカ大陸を発見した人ですね。アメリカではそれを記念して10月11日をコロンブスデイ、として祝日にしてきました。しかし今年からIndigenous People’s Day （先住の人々の日）と名前が変わりました。コロンブスがアメリカ大陸に上陸したことがきっかけで、もともと先住していた人々は辛い経験をすることになり、彼らにとってはコロンブスは英雄ではなく、犯罪者とみなされるからだそう。アメリカ国内のコロンブス像は少しずつ撤去されているんだそうです。

子どもたちも大好きな隣のトトロ、はこのトロル、がもとになっています。トロルは西洋の様々な物語に登場します。三匹ヤギのがらがらどん、ハリーポッターやドラクエなんかにも出てきます。トロル、と調べると「妖精」と書いてあることが多いのですが、トロルのような妖精、は色ろな種類がいます。羽があるティンカーベルのような妖精はfairy フェアリーといいますね。トロルやゴブリンなど、ハロウィンにでてくるちょっと不気味な妖精もいるんですよ。日本で言うなら妖怪、のような感じかもしれません。そうそう、白雪姫に出てくる小人たちもdwarf　ドワーフという妖精たちです。

「大釜」と言う意味のCauldron。 コルドロン、と発音します。ハロウィンシーズンに登場する単語なのですが、絵を見ても何なのか想像できない生徒さんもいらっしゃいます。白雪姫に出てくる魔女が毒リンゴを作るときに描かれていたりするのですが、最近は特に男の子だと白雪姫を知りません。「釜」という日本語も知りません。こんな時にこれまでの様々な「経験」、例えば読書や野外活動などが役に立ちます。英単語をただ覚えようと思っても、知らないものを丸暗記することは難しいですよね。

講師がとあるところでたくさんのドングリを拾ってきました。プリスクールの生徒さんが、顔を描いて遊びました。翌週、違うクラスの生徒さんが、講師にお土産、と言って学校で拾ったという大きなドングリをプレゼントしてくれました。ドングリは英語でacorn エイコーン、と言います。

英「会話」を目標とされているのでしたら、スクールではまず声を出して「会話」してください。学校で学んだだけでは話せないからお時間作ってスクールに来ていただいているのだと思います。スクールは練習場です。転んだり失敗したり、そうやって練習していつか、お仕事や旅行や、外国の方々との会話で実践の場で使えるようになるのです。自信を持って間違いましょう。講師は試合相手ではなく、あくまでも練習相手です。

10月になり、スクールのメインルームはハロウィンの飾りでにぎやかになりました。もちろんオレンジ色のカボチャでできたJack-o-lanternの飾りもたくさんあります。なぜジャックなんだろう？とある生徒さんが言いました。アイルランドのケルト人に伝わる物語が由来でけちん坊のジャックが悪魔と取引をする、と言うお話しです。そのクラスでは次回、けちんぼジャックのお話しを英語で読んでみることになりました。

今年度第二回の英検が近づいてきました。自分で目標を立てて、今回受験をすることを決めた生徒さんたちも頑張っています。英検は日本人用に作られているため、挑戦しやすい検定だと思います。基礎英文法を理解しているかの確認にもなりますね。前回準一級に合格した高校生は、大学入試共通テストの英語の試験は満点として計算してもらえることになりました。ゆっくりしっかり進んで行きましょう。

小学生のクラスで、朝、午後、夕方、夜にそれぞれ何をするか、を英語で言ってみよう、と言うアクティビティをしていました。In the morning, in the afternoon, in the evening…  そしてat night。一人の生徒さんがどうして夜だけはatなの？と聞いてきました。Inよりもatは瞬間的な短い時間の概念を表します。昔は、夜は暗いから寝るもの、だったから、短い時間だったと思われます。今は電気もあるし、夜もたくさんの活動ができますから、不思議に思ってもおかしくないですよね。

社会人クラスでのこと。その生徒さんは機械関連の企業にお勤めで、インドにある工場の担当者と毎日のようにメールでやり取りをしておられます。その時に、インドの社員さんがshopの中でのトラブルについてメールをくださったとのこと。なぜお店？と思ったそうですが、どうも、違う意味らしい、ということで質問してみたら、「工場」の意味で使われていたそうです。インド英語、の辞書というのもネットで見ることができます。Workshop（日本語だと工房とか作業場、最近は研究集会などの意味で使われますね）を短くしたshopなんだそうです。