日本語でも看護婦と呼ばず看護師、スチュワーデスではなくキャビンアテンダント、など男女差のない呼称を使用するようになりました。英語でも同じくwaiter/waitress はserver となっていたりしています。では、he とshe はこれでいいのか？ということを言う人もでてきたそうで、最近英英辞典に単数形のtheyが語彙として登場しました。男女どちらに使っても良いthey なのだそうです。

台風は英語でTyphoon と言います。これは北太平洋で発声する熱帯低気圧を表します。インド洋でできる熱帯低気圧はサイクロン、と言います。これが北大西洋だとハリケーンと呼ばれます。日本ではその年に発生した台風に順番に番号を付けて呼びますが、英語では名前が付けられます。先日発生した台風5号の名前はチャンパー。ラオス語で赤いジャスミンの花、という意味だそうです。

東京オリンピックはコロナウイルスのため大幅に縮小、無観客での開催など残念さと不安な気持ちでの大会となりますね。ただ、世界中から様々な競技の選手が参加する大会では、自分の国の言葉だけではなく基本的に英語での表示をたくさん見たり聞いたりすることがあります。国名だって日本語と違います。競技名は英語で何というのだろう？オリンピックはフランス語が公式言語とされているのですが、なぜか知っていますか？

レモンは英語ですよね。外来語として私たちはレモン、と普通に言います。レモンを日本語で言うと何というか知っていますか？レモンにはクエン酸が豊富に含まれますね。このクエン、という言葉。枸櫞という字ですが、これが日本語のレモンに相当します。（細かく言うと、まるぶしゅ柑という種になります。）

現在高校生クラスは２つあります。学校でも毎日授業で英語を学んでいるわけですが、ここでは一般英会話の部分と大学受験を目標にした部分の両方を組み込んでいます。日常の会話表現を、ナチュラルスピードでシャドウイング。まるで早口言葉の練習のようです。簡単な質問をお互いにしながら自分の意見を言う練習。慣れたもので他の人と違う英文を作ろうとみんなチャレンジします。また、ニュース音源やアナウンスなどを聞いて、その問題について考え、言葉にしてみます。今月は少子高齢化、また、野外活動の際の注意事項について考えます。大まかに知っていることでも言語化するのはとても難しいです。

英語は世界共通言語だから発音にこだわる必要はない、という意見もあります。ただ、日本では英語が出来る証明として英検やTOEICその他の資格試験を受けることも多いでしょう。そういう場合にはやはり、標準とされる英文のリスニングの力をあげるためには正しい発音で音読する練習をするのが近道です。

七夕ということもあり、7月の木曜プリスクールの前半はUniverse 宇宙をテーマにして、太陽系の星の名前や宇宙飛行士、ロケットや人工衛星などの英単語を覚えました。自分が宇宙飛行士だったら、ということでクラフトをやらせたところ、みんなAlienと遭遇して宇宙戦争が始まってしまいました。

七夕を英語で何と言いますか？クラスで使用している小さな子どもたち用のテキストにはStar Festival と書いてありますが、実はこれ、日本の文化、風習なので説明しなくては日本のことを知らない人には通じません。なるべく簡単に説明するにはどうすればいいでしょう？説明できるくらい七夕のこと、知っていますか？発信するためには正しい情報を知る必要があります。

「昨日髪を切ったんです」日本語を直訳するとI cut my hair yesterday. でも注意が必要です。これだと、自分で自分の髪を切った、と言っていることになります。美容院に行ったのなら正しくはI had my hair cut. 英語は日本語から直訳することができない場合がよくあります。文の構造が違うからです。同じく、自転車を修理した、も、自分で修理した場合と自転車屋さんで修理してもらった場合では分けて文を作らなくてはなりません。

英会話のクラス参加することで期待されていることは、英語が話せるようになる、ことが一番だと思います。しかし、英語を理解することよりも人によっては高いハードルがあります。人前で、間違っているかもしれない文を声に出して言う、ということです。それが嫌だ、と言うお子さんは多いです。小さなグループの中で小さな失敗を繰り返しつつ自信を付けて欲しいと思います。