社会人クラスでのこと。その生徒さんは機械関連の企業にお勤めで、インドにある工場の担当者と毎日のようにメールでやり取りをしておられます。その時に、インドの社員さんがshopの中でのトラブルについてメールをくださったとのこと。なぜお店?と思ったそうですが、どうも、違う意味らしい、ということで質問してみたら、「工場」の意味で使われていたそうです。インド英語、の辞書というのもネットで見ることができます。Workshop(日本語だと工房とか作業場、最近は研究集会などの意味で使われますね)を短くしたshopなんだそうです。
「やばい」はもともと否定的な意味で使われる言葉でした。しかし最近は、素晴らしいとか、良い意味で凄い、と言う意味でも使われますね。使われるうちに意味が変わってしまった例ですが、英語の単語にも同じようなものがあります。Silly 馬鹿げた、と言う意味ですが、もともとは、幸せな、と言う意味の言葉だったそうです。日本語でも「あいつはおめでたいやつだな」と皮肉を込めて言うことがありますね。それと同じように「幸せな奴だな」→「(お気楽で)馬鹿げている」と意味が変わっていったのだそうです。
英語を学ぶときに、日本人はstudyが好き、と言われます。ですがStudyしたらすぐにpracticeしないと身につきません。中高の試験対策で英文法を理解していても話せない人が多い理由はpractice不足以外の何物でもありません。即興の質問にどう答えるか考えて声を出して答えてみる。独り言でもいいので、頭に浮かんだことを言葉にして声に出す練習をしましょう。