英語の質問には「なぜ?」「どうやって?」が多いのですが、それに答えようにも慣れていないと日本語でも答えを言うことが難しいです。「新しい車を手に入れたよ。」「How do you like it?」(直訳すると、どのように好き?となります。)こんな時は自分のお気に入りポイントを言えば良いのですが、慣れていないと戸惑いますね。正解のない自由に答える質問に日本人は慣れていないので、英会話レッスンで少しずつ慣れて行って欲しいです。
レッスンの中でbathroomの絵カードを見せると、小学生の生徒さんたちは大抵、浴槽の横にトイレがついていることに驚きます。レッスンの途中でお手洗いに行きたいときにはMay I go to the bathroom please? と言ってもらいますが、「え?バスルーム?」と疑問に思う子もいます。日本語でもトイレ、お手洗い、化粧室、など色んな言い方がありますね。Restroomは直訳だと休憩室、だし、bathroomは、西洋ではお風呂場と同じところにトイレがあるのでこういう呼び方になっています。カナダでよく使うwashroomはお手洗い、のイメージでしょうか。他にもいろんな言い方があります。生活文化を知ると覚えるのも楽になりますね。
当スクールにも卒業を控えた小6生、中3生、高3生が何人もいます。コロナ禍の中不安に耐えながら勉強や受験など頑張って来ました。Congratulations on your graduation! 卒業おめでとうございます。 さて、卒業、と言うと皆さんこのgraduation と言う単語を思い出されると思います。grade には階級、学年、成績などの意味があるので、それを修めること、Graduation ceremony が卒業式、ですね。でももう一つ卒業にcommencement と言う単語があるのをご存知ですか?これはスタート、と言う意味で、次へ向かうスタートとして学位授与式のことをCommencement と呼びます。一つのステップを乗り越えてさあ次のステップの始まりです。
高校や大学入試で英検取得級によって有利になります、なんて聞くと英検取りたいです、と言って英検を取ることだけが英語を学ぶ目標になってしまうことがあります。とってももったいないです。英検は、日本で作られている日本の学校英語の進度を元に作られている試験ですので、授業の進度についていけているかを確認するためにも便利です。ですが、英検3級程度の英語力があったら英作文できる力はあるのに、それを自分で発信する力、を身に着けるのがとても難しいと感じます。 会話するなら声を出す。聞いて読んでマネして覚えたらそれを声に出して人と会話する場所、それが英会話スクールであって欲しいと思います。